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【共有名義】相続不動産の共有持分を売りたい!親の家を共有名義にして起こった兄弟のトラブル
 

共有名義で相続登記した親からの相続不動産をめぐって兄弟の考えが違う場合、

相続不動産を売却するか否かでトラブルになるケースがよくあります。

兄だから、弟だからという立場の違いが思わぬところで原因になり、金銭問題というよりも相続不動産に関する揉め事が、

「もう、うんざり」

「いいかげんになんとかしたい」

という悩みのタネになるのです。

そんな場合は、相続不動産の自分の共有持分だけ、共有持分のある不動産に強い専門の不動産会社に買い取ってもらうのも一つの方法です。

 

「親の住んでいた相続した実家は子どもの頃の思い出が詰まっていて愛着があるのは確かです。

でも、現実的に考えたら、売るしかないと思うのですが、

共有持分を分け合った兄貴が絶対嫌だと言うのです」

 

東北の某県に実家のある山本さん(仮名)はお兄さんと、相続した実家の共有名義不動産の処遇でここ数年揉めていました。

 

今回は、かつては仲が良かった兄弟が共有名義の不動産が原因で仲互い寸前に至った例をご紹介します。(当社の扱い実例ではありません)

 

共有名義で相続登記した先祖代々の裏山と古家

山本さんの実家は奥の細道で知られる東北の山間部にある田園地帯にあります。

実家は一族が集まって代々暮らす集落で、山本さんの実家は一番奥の、裏山を背にした小高い場所にあります。

裏山には一族の信仰する祠があり、かつては山本さん一家が管理していました。

父親が亡くなってからも十数年間は、近隣の親類がいる気楽さで、数年間は母親の一人暮らしも特に不安はなく、母親も兄弟が子どもたちを連れて帰省する夏休みを楽しみにしていました。

 

月日が流れ、兄弟はそれぞれ東京郊外に一軒家を構え、相続した実家の将来については、あえて話し合う機会もなく不問に付されていました。

そんな矢先に、まだまだ元気と思っていた母親が急逝したのです。

 

兄弟が慌てて帰省した時には親戚が葬儀の準備を整えてくれていて、無事に母親を送ることができました。

家族を先に東京に帰して兄弟と親戚の叔父叔母が実家の広い仏間に一堂に会したのは葬儀が終わった翌日です。

その席で、山本さんの父親のすぐ下の弟にあたる叔父さんが口を開きました。

 

「死んだ兄貴の田んぼや畑は義姉さんから預かってる。

これをどうするか、まず決めてほしい。

この家と裏の山は兄貴が死んだ時に義姉さんのものに登記したが、今度はおまえたち2人のものだ。

よく話し合って決めてくれ」

 

「わたしたちは農業をするつもりはないし、お世話になった叔父さんたちですから、預けて世話してもらっていた農地は叔父さんたちに譲ることにしました。

相続した家と裏山についてはその時点で結論が出ず、とりあえず地元の司法書士さんに任せて、農地と一緒に処理してもらい、結局家と土地の不動産は兄弟の共有名義にしておくことにしたのです。

それから数年は、たまに風通しに親戚が家を開けてくれて、裏山の管理も手伝ってくれていましたが、さすがに叔父さんももうトシだし、ここ2~3年は、なるべく帰って家の管理をするようにしていたのです。

兄貴ですか?私は公務員だったので休みがとりやすかったこともありますが、兄貴はめったに帰らないようです。

ですが、年に一度は会社の山登りの仲間と使っていたようです」

 

 

共有名義の相続不動産の売却を兄に持ち出したが

そんな中、山本さんは独立起業を思い立ち、余分な出費を減らし、いくらかでも現金が入るなら実家の不動産を処分したいと思いました。

「これを機会に、長いこと固定資産税を払い、管理をしてきた実家の土地を売却したらどうかと思ったのです。

兄も実家に住む予定もなさそうだし、年に一度使う程度ならたいして愛着もないのだろうと思っていました」

 

ところが、山本さんのお兄さんは共有名義の相続不動産の売却に難色を示しました。

 

それなら、ということで実家と裏山の相続不動産を担保に銀行から融資を受けたいと申し出たのですが、これにも反対。

 

「先祖代々の土地を手放すなど恥ずかしい、と言うのです。抵当に入れるなど、もってのほかだと。

業なんて馬鹿なことを考えるお前が悪いとまで言われました。

 

それでは、古家はあのままでは朽ちてしまうし、近所の親戚にも迷惑。

それはどうするのか、と聞いても、いずれ俺が住むなんて言うんです。

今度は、そんな話聞いてないって義姉も言うし、もう感情的になって話になりません」

 

山本さんは共有名義の土地は共有持分者の同意がなければ売却も抵当権の設定もできないことを知って

いたので、相続不動産の売却の話し合いに応じない兄に渋々従うことにしました。

 

「そういえば、子どもの頃、裏山の祠に月に一度お供物持っていくのは長男の役目ということで、兄だけ父に連れられて山に登っていたことを思い出しました。

怖いから行きたくないと兄は嫌がっていたけれど、いまさら土地にこだわるなんて、長男ってそんなものなのかな。

それだったら、全部兄の持分にすればよかったし、税金だってひとりで払えよ、と。

 

でも、お金の問題というよりも、兄に対する気持ちがすっかり冷めてしまい、がっかりしました」

 

自分の共有持分だけ売却したい!もううんざりな兄弟喧嘩

そんな折、山本さんは起業家仲間から「自分の共有持分だけ売却できる」という話を聞きました。

 

「法律で保障されている共有持分者の権利なんですから、兄に遠慮する必要はないと思い、共有持分の

買取に強いと評判の不動産会社に相談してみました。

 

とにかく早く気持ちを切り替えたくて、相続不動産の自分の分だけの共有持分の買取をお願いしました」

共有持分のある物件が得意な不動産会社ならその後の面倒な手続きも

山本さんはお兄さんとは絶交状態でしたので、

不動産会社の方から共有持分を買い取った旨をお兄さんに直接連絡し、話し合いの上、結局お兄さんが山本さんの共有持分を買い取ることになりました。

第三者が入ることで、お兄さんも比較的冷静に対応できたようで、

 

「そこまで思い詰めているとは知らなかった」と弟に理解も示したそうです。

 

きょうだい、親族で相続した親の家、相続不動産をめぐるトラブルは共有名義を解消して一人の所有にするのが一番ですが、話し合いがこじれる場合もよくあることです。

 

もうたくさん、いいかげんに相続不動産の問題から解放されたいと思ったら、自分の共有持分権を売却する方法もあります。

 

一般の人はこのような共有持分権を購入することはありませんが、

専門の不動産会社なら他の共有持分権者に働きかけたり、

物件によっては投資家に紹介することで共有持分権を生かすことが可能です。

 

あきらめてしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。

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